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風色時間

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ふっと

白衣のボタンをかけながら、ふっと懐かしい学生時代を思い出した。
当時かなり体格の良かった友人がいて、
ダブル仕様の白衣のあわせがまわりきらずに
トリプルの形にしてボタンをかけていた。『ほら見て』と笑顔の彼が蘇って。
そう言えば随分前に同窓会をした時に、麻酔科医になったのだと話してくれたっけ。
彼は元気にしているだろうか、なんて久しぶりに思ったりした今朝。


気付けばブログなるものを書くようになってもう5年以上?
この忍者さんのはまだ日が浅いけれど、他方で書いているものは結構長くて。
珍しくこんな風に書いてはいるけれど
しかしこうして普通のことを書くのは何時までも苦手なのがどうにも・・・ね。
すっかり朝晩は寒く、急ぎ衣替えをな週末。
そんなに急いで秋にならなくてもよいものを。


  君色時間、更新しています。

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つれづれに

病院で長く仕事をしていると
それも社会的入院の殆どの、寝たきりの方が7割以上の病院に勤務していると
いろいろと、考えさせられることも多いわけで。
仕事をする上で必要に迫られて、見えないふりをしてきた自分の中の何かから
視線を逸らせなくなることがある。
お盆でもお正月でも外泊の出来る方はまずいない。
それは寝たきりじゃ無くてもだ。
ご家族が殆どみえない方もいる。
洗濯物が溜まっているからそろそろ来て下さい
そんな電話をかけている様子を見ることも少なくは無い。
杖歩行の方もいるし、車椅子の方もいる。
平屋建ての病院は、市街地にあるわけではないから
周り中を建物で囲まれいるわけでは無いけれど
なかなか、月なんて見られない。
十五夜の夕方に院内の公衆電話からおそらくはご自宅に
『ススキを六本持ってきて。
 そう、ここから月は見えないけどお願い』
と、連絡をしておられた方がいた。
彼女の病室で、家族が定期的に面会にみえるのは彼女だけ。
きっとお裾分けをされるのだろうと
思いながらその横を通れば、
こちらに気付いたその方が
にこりと会釈をして下さった。

   ひとり時間 更新です。

夜風が。

秋、なのですね。
夜風が随分と涼しいです。
秋、と言えば・・・。
乾いた風
色を移していく葉緑
街路樹の影の長さ
白く輝く月
どことなくもの悲しい時々の空気
虫の声
活気づく実りの色
それから勿論、読書だったり、映画だったり、食べ物だったり。
どんな秋が、好きですか?

  
          ひとり時間、更新しました。

今朝

洋菓子屋の角でいつものバスを降りて、
通い慣れた職場である病院までのほんの数分。
長袖のシャツを羽織っても風が冷たくて
秋だね、と空を見れば
なんだか随分と透きとおって、広かった。
病院の隣の畑で早い時間から草取りをしている人の姿があって
通り過ぎる時に
「おはようございます」、と声をかけたら
その方も、全く同時に
「おはようございます」と言ってくれた。
そんな一日の始まりは
なんだか楽しい気分になるね。

休日ですが。

“いそがしい”という字は、ココロを亡くすと書くけれど・・・。
忙しいと思いながら過ごしている日常なのに
突然ぽっかりと空いた時間を
どうにももてあましてしまっている自分がいる。
何かをしようと思うのに、ぴったりくる何かが見つからない。
いつもならあっという間に過ぎて、足りない、と感じる時間が
随分とのろのろと流れているようで。
正しく余暇を楽しめるひとになりたいと、思うのです。

 ひとり時間、更新してみました。