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風色時間

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「春に」

いつも元気をありがとう
素敵な笑顔をありがとう

本当はとても優しい君は
これから先も
いろいろと大変なこともあるだろうけれど
願わくば
君のままに、君のペースで
歩いて行って欲しいんだ
無理に急ぎ足で前に進まなくてもいい
立ち止まったっていいし
後ろに下がってもいいんだよ
広がり続ける君の道を
思うままに、呼吸の速度で
歩いてください。

卒業おめでとう
いつもありがとう
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陽光

「私はもういいよ。もう十分生きたんだから」
と笑顔の車椅子の老婦人の声。
午後の始まる少し前
病棟の廊下の窓から
小さな中庭の日差しが見えていた。
彼女の言わんとするところ
実際の長さとか、達観とか
そういったことだけではなくて
きっともっとそれは違う何か・・・。
「今日はあったかいねぇ」
別の声を聞きながら
いつかそんなふうに自分は笑顔で言うことが出来るのだろうか
なんて考えて
きっとまだまだ随分時間がかかるのだろうと思ったりもする。

ひとり時間~静模様~ 更新しました。
ブログ、サイトへのご来訪、拍手いただいた方、
ありがとうございます。

もうすぐそこまで

二月は駆け足で過ぎ去っていく。
明日からは三月なのだとカレンダーに言われても
どうにもしっくりとこないのだけれど。
思えば毎年同じ事を感じているのかも知れないと
ちょっと笑う。
帰り道、バスの窓から梅の白が見えた。
ああ、季節は確かに変わっていくのだ。

君色時間~穏模様~更新しています。
ブログ、サイトに訪れてくださる方のあることに
感謝いたします。

季節

本当に少しずつ、真冬を通り過ぎようとしている。
朝の空気や北風は、遠慮したいぐらいに冷たいけれど。
でも、どうやら花粉もちゃんと飛んでいるようだし
春野菜も店先に並んでいたりして。
寒いのはとても苦手ではあるけれど
ふと、もうすぐに冬も過ぎていってしまうのか、なんて
ちょっとだけどこか寂しく思ったりもしている。

ひとり時間~静模様~ 更新しました。

偲ぶ

高齢の患者さんの多い勤務先の病院では
窓口でちょっとした会話をされていく方が少なくは無い。
まあ所謂世間話のようなもので。
その中で時折耳にする『亡くなった主人が』『お父さんがいた頃に』。
それは、見つからない懐中電灯の行方だったり、
植木の手入れのことだったり、
そんな本当に話の途中で出てくる言葉なのだけれども、
そうお話される方は皆、優しい表情をされていて。
それを目にする毎に、暖かなものに触れた気がして
なんだか何とも言えない心持ちになるのだ。

 君色時間~穏模様~ 更新しました。
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ありがとうございます。