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風色時間

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「breath」


ちょっとだけ足を止めてみよう
ひとつ、ゆっくりと伸びをして
空を見上げて深呼吸してみよう
例えそこに青が広がっていなくても
雲の向こうは何時だって青空なんだと
君はずっと知っているはず。
そのままでいい
大丈夫、
君はそのままでいいんだ。

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聴くこと

昔はわからなかった歌詞の意味が
今になれば解るような気がしたり。
暫くぶりに耳にして驚くほどに強くこころを揺さぶられたり。
歌ってすごいな。
改めてそう思っています。
仕事の行き帰り、音楽を聴くことは多いです。
車を使う時は小一時間片道でかかるので結構たっぷり聴けたりします。
あのころそらで歌えた歌は今でも変わらず自分の中にあって
ほんのワンフレーズ聴いただけで世界がふわっと広がったりします。
・・・どれだけ助けられてきたことか。
アルバムの中の一曲に、ラジオから流れてきた一節に
ひどく胸をつかれたことも確かに遠い昔にあったなと
今はCDに置き換わった音源を聴きながら思ったのです。

まあ、そんなことも。

時間というのは必ず流れていくもので
止まることも戻ることも出来はしないと知っているけれど。

病院、とくに所謂老人病院という所にこうもながいこと籍を置いているといろいろと思うことはある。もろもろは越えてきたと思っていても元気に退院する方なんて一握りすらもいないとなれば定期的にどうにもやるせなさというかそんなものは溜まってくるのかもしれなくて。例えば車椅子で毎朝会っていた方に廊下でお会いすることもなくなってしまったり、錠剤で出していたものが“粉砕”の指示に切り替わって流れてきたり。そんなことを言っていてはどうにもならないといい加減よく分かってはいるのに、時々改めて目の当たりにした気分になって足が止まってしまったりもする。もちろん、立ち止まっているわけにはいかないんだけどね。

 

すごいなって思った


夕食に出かけた飲食店の駐車場でのこと。
帰宅するために車に乗ろうとしたのですが、隣の車の助手席のドアが開いていたのでちょっと待ちました。お車は年配のご夫婦のもので、助手席側のご主人は車いすをお使いでした。奥様が車いすを畳んで車に乗せる間邪魔にならないように少し離れて待っておりまして。勿論そんな大した時間ではありませんし、当たり前のことですのに、奥様は非常に丁寧な方でこちらを気遣ってくださいまして。「すみません、お待たせして」とお声がけいただき、「いえいえお気になさらないでください」と家族共々自分の車に乗りました。こちらがドアを閉めるときにもわざわざ頭を下げてくださったので申し訳無く思いつつももう一度会釈を致しましたら、「どうぞお気をつけて」と、素敵な笑顔でおっしゃっていただきました。
時間にすればほんの少しの間です。おそらく70代くらいとお見受けしましたが、私も医療従事者のはしくれ。きっと大変な毎日であろうかと思います。それでもこちらを笑顔で気遣ってくださる、そんな奥様のお心遣いにじんわりとこころが暖かくなりました。その状況でそこで、お気をつけてと言える・・・なんというか、すごいなって、思いました。
まだまだ自分もいろいろがんばらなくっちゃね。

少し変えています



ブログの仕様を少々変えております。

あまり得手ではないので、思うようにはなかなかできませんが。
ひとり時間、君色時間をそれぞれ別に致しました。
一手間かかってしまいますが、宜しくお願いします。

外は本日も雷雨。
現在稲光が激しいです。
昨日は少々停電もしましたし、
でも、そろそろ長かった夏も、終わりが近づいてきたのかな。