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風色時間

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「way」

いつでも頑張らなくていいんだよ
出来ないことがあって当たり前
絶対に「そう」ではなくちゃならないことなんて
きっと本当はそんなに無いんだ。
気楽にいこうよ、なんて人は言うけれど
そんなふうに上手いこと力を抜くことが出来るなら
思い悩むことなんて無いんだよね。
ただ、僕はちょっと思うんだ。
動けなくなったら立ち止まってもいいんじゃない?
もしかしたら、無理矢理に進むよりも
違う何かが見えるかもしれないよ、なんてね。


   君色時間~穏模様~更新しました。
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「ちょっと」

どうにもならないほどに自分自身が上手く処理できなくて
前を向くことが難しい。
立ち止まってもいいんだと
確かにそうも思いはするけど
結局止まってしまったらずるずる後退するばかりに思えて
ほんの少しの焦燥に
また身動きが取れなくなる。
息を吐いて、空を見て
ゆっくり一つ、深呼吸。
それですっと心が軽くなる、そんな都合のいいことはきっと無いけど
まあ、とりあえず
肩凝りぐらいにはいい影響があるかもしれないなんて考えたら
ちょっとだけ、笑えた。


      ひとり時間~静模様~更新しています


 

「歩く」


乾いた空に、工事現場の音が響く。
青は何処までも澄んで、果てはきっとものすごく遠い。
通勤路の庭先では柑橘の黄色が鮮やかに実っていて
秋から冬へと、季節は確かに移ろっていくようだ。
去年と、今と、来年と
きっと世界はそんなに違わない。
僕はどうなのかな。
何を覚えて、何を失ったんだろう。
何を忘れて、何を手に入れるんだろう。
まっすぐに歩いて行けるのかな
まっすぐに前に進まなくてもいいのかな
もしかしたら
何処かで誰かが
僕を待っていてくれたりなんて、するのかな。


 君色時間~穏模様~更新しています

「時には」

時にはゆっくり歩いてみよう。
空を見上げて、風を感じてみよう。
もしかしたら見えなかったものが見えてくるかもしれないし
知らなかった何かに出会えるかもしれない。
ちょっとだけ回り道をして
季節の色や匂いに触れてみるのも
きっと悪くはないんじゃないかな。
一生懸命に毎日を過ごすことはとても素敵なことだけれど
少しだけ力を抜いて見てみると、きっと違ったものも見えるはず。
全力で走っている時には横を向く事なんてできないから
そうじゃなくて
ちょっとしたこころの余白に
たまには穏やかな旋律を映し込むのも悪くは無いはず。
確かに「今」は、今だけかもしれないけれど
だからといって焦る必要なんてないんだってこと
君はとっくに解っているかもしれないけれど。

「ひといろ」

必要以上に無理をしちゃいけない
必死に我慢をしなきゃいけないことなんてない
でもね
一時の激情に任せて、何もかもを放り投げてしまわないで。
過ぎた重荷はその背中から下ろしてあげなきゃいけないけれど
ちゃんと抱き締めていなくちゃならないものは
しっかりと守っていくんだよ。
想いを詰めた風船が壊れたら、また、新しく膨らませればいい。
何度だって出来るんだ。
叶わなくてもいい、それでも
青い空に放してあげて。
短い糸で、どこかに括りつけられたままじゃ
空までずっと遠いから。