2014/05/17 Category : 日常 毎日と 今の仕事に就いてもうかなりになるけれど、若い人の長くいるところじゃないよと随分前に年長の看護師さんに言われた言葉のその意味が今になって漸く判ってきた気がしている。軽快退院のほぼ無い病院寝たきりの方が多く、殆どが経管栄養。大きな病院から転院を促されて来た方ばかり。中には車椅子や杖歩行の方もあるのだけれど所謂、社会的入院。家族は有っても帰ることの出来る家は実質無い。入院費すらなかなか払いに来ない家族もいたり寝たきりで無かったとしてもお盆や正月休みに外泊もない。勿論足繁く見える家族の方もいるけれど全体の一割程度だろうか。医療職の端くれとして、色々思うこともある。自分だけじゃない、きっとみんなそうかもしれない。でも、ある程度そんな色々を麻痺させなければやりきれないのかもしれない、なんて。そんな中で時折会話を交わす入院患者さんとの朝の会話に元気をもらったりしている。今日は良く晴れたとか、肌寒いとか、そんな他愛の無い話だけれど。あっという間に今日が終わって明日が来る。代わり映えの無い毎日はそれでも確かに過ぎて行く。 ひとり時間~静模様~更新しました。サイトへの拍手、ありがとうございます。精進して参ります。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword