風色時間

溜息をつけば幸せが逃げていく
そんなふうに言うけれど
我慢しなくていいと思うよ。
溜息ぐらいで逃げてしまう幸せなんて
笑って逃がしてあげればいいじゃない。
大事なのはきっと無理をしないこと
自分を閉じ込めてしまわないこと
ゆっくりと呼吸をしてみよう。
時にはのんびりと歩いてみよう。
ほら、そうしたら
また少し、気分も変わって来るかもしれない。
急ぎたくなったら足を早めればいいし、
それで疲れたなら、また休めばいい。
いつでも全力疾走している人なんて
きっと何処にもいないんだ。

“いそがしい”という字は、ココロを亡くすと書くけれど・・・。
忙しいと思いながら過ごしている日常なのに
突然ぽっかりと空いた時間を
どうにももてあましてしまっている自分がいる。
何かをしようと思うのに、ぴったりくる何かが見つからない。
いつもならあっという間に過ぎて、足りない、と感じる時間が
随分とのろのろと流れているようで。
正しく余暇を楽しめるひとになりたいと、思うのです。

　ひとり時間、更新してみました。

全然なんでもない記憶なのに、
ふとしたときに思い出すことってあります。
子供の頃に夕方にいつも聞こえていた近くの工場のサイレンの音
近くの公園に咲いていたオシロイバナの赤と白
明け方の夏の空の、なんともいえない空気のにおい。
どれくらいの記憶をひとはしまっておけるのかなんて
良くはわからないけれど
そんな今までのたくさんが、繋がって今になっていたりするのかなって
今日、ひこうき雲を見ながらちょっと思いました。

　君色時間、更新しています。

前を行く車のリアウインドウに空が映ってなんだかとてもきれいでした。
きっと自分の車もそうなのだろうと思うとちょっと嬉しかったり。
夕方の窓から聞こえるのは、いつのまにか蜩から秋の虫へ。
あんなに長かった夏ももう終わりですかね。
この季節、空が随分と広い気がします。
まあ、かなり都会から離れているのでいつでも広いんですけれども。
少し、森の色も移り変わりつつあります。
週末、長袖を出すには、まだ早いかな。

ひとり時間、更新しています。
一手間かかって申し訳ありませんが、よろしければお立ち寄りください。